- 出版社名:産経新聞社
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月20日
- サイズ:A4
- 1冊定価:1,030円
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紙版
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25,000円(税込)33%
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MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)の商品詳細
クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌
クラッシック音楽の楽しさを、より立体的に、より多角的に伝える新しいスタイルのナビゲーション・マガジンです。MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)は過去の巨匠達の偉業だけでなく、小澤征爾氏やアルド・チッコリーニ氏など、世界的アーティストの最新情報ををお届け。ソリスト達の生の意見が聞ける楽器や作曲者の特集も濃密な内容。クラシックに対する知識と聞く楽しみを教えてくれる初心者にもやさしい専門誌です。
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176号 (2011年11月20日発売)
176号 (2011年11月20日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます
MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック) 263 (2019年02月20日発売) の目次
表紙 ウィーン・フィルとベルリン・フィル
特集
ウィーン・フィル&ベルリン・フィル
世界の注目オーケストラ
ウィーン・フィルとベルリン・フィルは、その音の特徴はもちろん、成り立ちからして大きく違います。今月の特集は、世界のトップに君臨する2大オーケストラの個性を明らかにし、今注目の指揮者やオーケストラを紹介しています。
ウィーン・フィルの最初のコンサートは1842年3月28日。復活祭の日曜にオットー・ニコライの指揮で行われました。60年代に定期的にコンサートが開かれるようになり、現在も使われている公演会場ムジークフェラインが完成したのは70年。メンバーはウィーン国立歌劇場管弦楽団の一員としてふだんはオペラの伴奏をしており、その源は宮廷歌劇場にさかのぼります。自主運営のオーケストラで、音楽監督を置かず、定期公演は年に10回しかありません。
一方のベルリン・フィルの設立は1882年。ベンヤミン・ビルゼ楽団の待遇に不満を持ち脱退した楽団員を中心に結成されました。87年に巨匠ビューローを常任指揮者に迎え、94年にビューローが亡くなると、ニキシュが後任につき、さらに成長をとげました。フルトヴェングラーは、1922年に36歳の若さで常任指揮者に就任、カリスマを持つ巨匠指揮者として君臨しました。日本人にもなじみの深いカラヤンは56年から89年まで芸術監督、その後、アバド、ラトルと続き、9月からペトレンコの時代が始まります。ベルリン・フィルは純粋なシンフォニー・オーケストラとして発展してきました。
オーケストラの音は、本拠とするホールの影響が大きいのです。毎日のように練習し、公演するホールに合わせて自然と音が作られます。ウィーン・フィルが本拠とするムジークフェライン(ウィーン楽友協会)は、別名「黄金のホール」と言われ、金の装飾や彫刻が美しい直方体のシューボックス(靴箱)型。床下と天井に空間がありよく共鳴するのが音の良さの理由の1つと言われます。
これに対し、ベルリン・フィルのフィルハーモニーはヴィンヤード(ワイン畑)様式といわれます。客席をワイン畑に見立て、ステージを客席のブロックが取り囲むように配置されています。これを建てたカラヤンは、佐治敬三・元サントリー会長にアドバイスし、サントリーホールも同じくヴィンヤード形式のホールになりました。フィルハーモニーは2440席と大きいが、どの客席からもオーケストラはよく見え、よく聴こえます。等しくアクセスできる、という考えは、戦後の民主主義を体現したものと見なすことも可能です。
他に、◎2大オーケストラとフルトヴェングラー、カラヤン、ベーム、アバドらの名録音◎ウィーン・フィルの楽器◎ネルソンスとボストン響、ゲヴァントハウス管◎ティーレマンとドレスデン・シュターツカペレ◎ヤンソンスとバイエルン放送響◎ロトとレ・シエクル◎クルレンツィスとムジカエテルナ◎ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、などです。
◎BIGが語る 野島稔 仙台国際音楽コンクール審査委員長
第7回仙台国際音楽コンクールが5月から6月にかけて仙台市で開催される。ピアニストで東京音大学長の野島稔はピアノ部門の審査委員長を務める。今回は前回より61名も大幅に増え331名から応募があった。予備審査が行われ43名の出場者が決まった。「知名度が上がったのだと思います。ホロデンコやイェゴンが次の大きなクライバーン国際ピアノコンクールで優勝したことも大きいのでは亡いかと思います。コンチェルトを中心にしたコンクールで協奏曲を経験してみたい、という気持ちもあるでしょう」と話す。
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 鈴木優人 指揮・オルガン・作曲
古楽オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の音楽監督を昨年9月から務めている。父親はBCJの創設者で指揮者の鈴木雅明。子供のころから家でバッハばかり聴いていたという。「中学生のとき学校のオーケストラに入ったのですが、そこで演奏するベートーヴェンやブラームスなどのCDが、うちにはあまりないんですよ。僕も小学校6年生のときは『マタイ受難曲』にはまってしまい、1日3回くらい聴いたこともあります」と熱中ぶりを話した。
このほか
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。
特集
ウィーン・フィル&ベルリン・フィル
世界の注目オーケストラ
ウィーン・フィルとベルリン・フィルは、その音の特徴はもちろん、成り立ちからして大きく違います。今月の特集は、世界のトップに君臨する2大オーケストラの個性を明らかにし、今注目の指揮者やオーケストラを紹介しています。
ウィーン・フィルの最初のコンサートは1842年3月28日。復活祭の日曜にオットー・ニコライの指揮で行われました。60年代に定期的にコンサートが開かれるようになり、現在も使われている公演会場ムジークフェラインが完成したのは70年。メンバーはウィーン国立歌劇場管弦楽団の一員としてふだんはオペラの伴奏をしており、その源は宮廷歌劇場にさかのぼります。自主運営のオーケストラで、音楽監督を置かず、定期公演は年に10回しかありません。
一方のベルリン・フィルの設立は1882年。ベンヤミン・ビルゼ楽団の待遇に不満を持ち脱退した楽団員を中心に結成されました。87年に巨匠ビューローを常任指揮者に迎え、94年にビューローが亡くなると、ニキシュが後任につき、さらに成長をとげました。フルトヴェングラーは、1922年に36歳の若さで常任指揮者に就任、カリスマを持つ巨匠指揮者として君臨しました。日本人にもなじみの深いカラヤンは56年から89年まで芸術監督、その後、アバド、ラトルと続き、9月からペトレンコの時代が始まります。ベルリン・フィルは純粋なシンフォニー・オーケストラとして発展してきました。
オーケストラの音は、本拠とするホールの影響が大きいのです。毎日のように練習し、公演するホールに合わせて自然と音が作られます。ウィーン・フィルが本拠とするムジークフェライン(ウィーン楽友協会)は、別名「黄金のホール」と言われ、金の装飾や彫刻が美しい直方体のシューボックス(靴箱)型。床下と天井に空間がありよく共鳴するのが音の良さの理由の1つと言われます。
これに対し、ベルリン・フィルのフィルハーモニーはヴィンヤード(ワイン畑)様式といわれます。客席をワイン畑に見立て、ステージを客席のブロックが取り囲むように配置されています。これを建てたカラヤンは、佐治敬三・元サントリー会長にアドバイスし、サントリーホールも同じくヴィンヤード形式のホールになりました。フィルハーモニーは2440席と大きいが、どの客席からもオーケストラはよく見え、よく聴こえます。等しくアクセスできる、という考えは、戦後の民主主義を体現したものと見なすことも可能です。
他に、◎2大オーケストラとフルトヴェングラー、カラヤン、ベーム、アバドらの名録音◎ウィーン・フィルの楽器◎ネルソンスとボストン響、ゲヴァントハウス管◎ティーレマンとドレスデン・シュターツカペレ◎ヤンソンスとバイエルン放送響◎ロトとレ・シエクル◎クルレンツィスとムジカエテルナ◎ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、などです。
◎BIGが語る 野島稔 仙台国際音楽コンクール審査委員長
第7回仙台国際音楽コンクールが5月から6月にかけて仙台市で開催される。ピアニストで東京音大学長の野島稔はピアノ部門の審査委員長を務める。今回は前回より61名も大幅に増え331名から応募があった。予備審査が行われ43名の出場者が決まった。「知名度が上がったのだと思います。ホロデンコやイェゴンが次の大きなクライバーン国際ピアノコンクールで優勝したことも大きいのでは亡いかと思います。コンチェルトを中心にしたコンクールで協奏曲を経験してみたい、という気持ちもあるでしょう」と話す。
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 鈴木優人 指揮・オルガン・作曲
古楽オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の音楽監督を昨年9月から務めている。父親はBCJの創設者で指揮者の鈴木雅明。子供のころから家でバッハばかり聴いていたという。「中学生のとき学校のオーケストラに入ったのですが、そこで演奏するベートーヴェンやブラームスなどのCDが、うちにはあまりないんですよ。僕も小学校6年生のときは『マタイ受難曲』にはまってしまい、1日3回くらい聴いたこともあります」と熱中ぶりを話した。
このほか
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。
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MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)のレビュー
総合評価:
★★★★☆
4.36
全てのレビュー:42件
レビュー投稿で500円割引!
総合評価:
★★★★☆
4.36
全てのレビュー:42件
初心者の方にもおすすめです
★★★★★2019年01月19日
ターチャイナ 会社員
一つのタイトルが2ページから数ページで完結し、気楽に読めます。上質な薄い紙なので160ページぐらいありますが、軽くできています。
音楽大好きだから
★★★★★2019年01月15日
ちさらら 主婦
音楽大好きだから、ピアノを心から愛しているから、モーストリークラシックは、その月々のタイトルについつい手に取ってしまう。 大作曲家や、曲を取り上げて深く掘り下げていく内容には、驚かされる。たまにしか購入していなかったが、この度はついに年間購読しようかと思っている。これからにも期待大だ。
長年の素人にうってつけ
★★★★★2018年11月29日
黄昏天使 会社員
クラシックの理論や歴史をきちんと勉強したわけではないが、何となく好きでコンサートにも行き、その範囲での知識は多少ある、といった私のような人間にはぴったりの雑誌だ。とにかく特集記事の分量や範囲が半端ではない。小さな字でびっしり書かれているが、本人の肖像から縁の地の風景まで美しいカラー図版がふんだんに使われているから退屈しない。しかも、それぞれの項目は独立しているから、全部読み終えないうちに次号が来ても挫折感を味わう必要はない。
便利なクラッシック音楽雑誌
★★★★★2018年11月27日
Seiko2 役員
特集の内容も面白いが、数あるコンサートの批評がなかなか面白い。
クラシックの雑誌の中で一番好きです
★★★★★2018年09月26日
bwv 会社員
見開き2ページごとに専門分野を生かした執筆陣による記事が満載で、図版やCD情報もフルカラーで楽しむことができます。レイアウトやデザインも洗練されており、ツヤのある紙質のページをめくる感触も心地よいです。特集は素人から玄人まで幅広い層がそれぞれの読み方で大いに参考になる内容で、本当によくできた雑誌だと感心してしまいます。これからも末永く刊行されていくことを願っています。
読みやすい情報誌
★★★★★2018年09月10日
まーくん 教職員
以前は敷居が装幀と内容でしたが、今はとてもわかりやすく、価格も手頃。しかしながら特集の専門性は流石の内容。厚さもちょうどよい。
クラッシック音楽の入門者にも楽しさを伝える媒体
★★★★☆2018年08月13日
龍平 無職
フリーペーパー発刊時代から購読を始め、20年前後の付き合いになります。クラッシック音楽の入門者にも気軽に読める編集になっていますのでお勧めです。ただ、中・上級者にとっては、ビジュアル化に走りすぎている感もでてきており、やや物足りなさも。
クラシック雑誌で唯一購読しています
★★★★★2018年06月26日
バハリオン 会社員
クラシック雑誌のなかで唯一購読しています。特集は専門家の方々による見開きあるいは片面の記事が数多く集まっているので、多角的にアプローチされています。写真や図版も非常に豊富で、紙面のデザインも細部に至るまで飽きさせない工夫が凝らされています。毎号保存版です。
クラシックの数少ない雑誌。
★★★★★2018年05月11日
おはらし。 会社員
クラシック音楽愛好家とはいったい何%ぐらいの人なんだろうか。10%はいってないかな。初心者にもわかりやすく、上級者にも唸らせるような記事。まさしく、モーストリークラシックはそんな雑誌だと思う。世の中にありそうでなかなかないような雑誌。ぼくが長年求めていた内容のある雑誌。毎月、発行日の20日が来るのが楽しみになってます。
中級者にも役にたつ情報を掲載
★★★★☆2017年08月06日
りゅうへい 会社員
クラシック音楽ファンとなり、50年が経過しますが、掲載記事で再認識されることが少なくありません。気軽に読めるような工夫もありがたいです。